節約知識

セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンのアプリ決済導入状況(2019年9月現在)

キャッシュレス消費者還元事業によるポイント還元政策施行まであとわずか。

コンビニ各社では対応に追われています。

各コンビニ店舗数は下記のとおり。

コンビニ名店舗数
セブンイレブン20904店舗
ローソン14663店舗
ファミリーマート16420店舗

ようやくアプリ決済に参入したセブンイレブンは開始から1週間も経たずしてセブンペイの不正アクセスで大失敗。

9月末でセブンペイの終了を発表しました。

キャッシュレス・消費者還元事業での消費税増税に伴う消費落ち込みを防ぎたい政府にとっても冷水となってしまいました。

そんな中、ようやくセブンイレブンでも10月1日から国内主要バーコード決済を導入するとの情報が入りました。

本記事では2019年9月時点でのコンビニ各社のキャッシュレス決済対応状況を解説します。

セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンのバーコード/アプリ決済サービス対応状況

セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンのアプリ決済導入状況を見てみましょう。

(2019年8月現在)

セブンイレブンのバーコード/アプリ決済サービス決済導入状況

引用:https://www.sej.co.jp/services/cash.html

<2019年9月11日追記>

引用:https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2019/201909091300.html

セブンイレブンでは

  1. LINE Pay
  2. PayPay
  3. メルペイ
  4. アリペイ
  5. ウィーチャットペイ

の5社のバーコード/アプリ決済サービスが利用可能です。

また、2019年10月から

  • au PAY
  • d払い
  • ゆうちょPay
  • 楽天ペイ

使用可能となる見込みです。

セブンイレブンでのバーコード決済手段はこれで合わせて9つとなります。

ファミリーマートのバーコード/アプリ決済サービス導入状況

引用:http://www.family.co.jp/services/payment.html

ファミリーマートでは

  1. ファミペイ
  2. ApplePay
  3. d払い
  4. LINE Pay
  5. PayPay
  6. 楽天ペイ
  7. アリペイ
  8. ウィーチャットペイ

8つが使用可能です。

ローソンのバーコード/アプリ決済サービス決済導入状況

引用:http://www.lawson.co.jp/service/payment/settlement/

ローソンでは

  1. アリペイ
  2. LINE Pay
  3. 楽天ペイ
  4. d払い
  5. Origami Pay
  6. PayPay
  7. QUOカードPay
  8. ウィーチャットペイ
  9. メルペイ
  10. auPAY
  11. NAVER Pay

合計11社のバーコード/アプリ決済サービスが利用可能です。

コンビニ各社のバーコード/アプリ決済サービス利用可能状況まとめ

アプリ決済導入状況ファミマローソンセブンイレブン
LINE Pay
PayPay
楽天Pay
ORIGAMI Pay××
メルペイ×
d払い
WeCahtPay
クオカードペイ××
ゆうちょPay  
auPAY×
Alipay
NAVER Pay××

最も多くのバーコード/アプリ決済サービスに対応しているのはローソン、次いでファミリーマートとなっています。

出足の遅れたセブンイレブンは2019年7月からバーコード/アプリ決済サービスを導入しましたが…セブンペイで失敗、もっとも少ない対応となっています。

致命的なのはセブンイレブンは楽天ペイに対応していないこと。

<2019年9月11日追記>

出遅れていたセブンイレブンもようやく楽天ペイに対応するなど、対応サービスの拡張を図ってきました。

そして、大手コンビニでは唯一となるゆうちょPayが導入される見通しです。

ゆうちょPayはバーコード決済としては珍しく、リアルタイムペイメント方式をとっています。

ようするにデビットカード同様に使ったその瞬間に口座から引き落とされる仕組みとなっています。

ゆうちょPayが使えるお店(外部リンク)

楽天ペイは2020年春からSuicaとの連携が予定されており

恐らく今後最も伸びる可能性があるバーコード決済の一つです。

やはりユーザーの取りこぼしがないようにしっかりと対応してきたことは素晴らしい対応でしょう。

アプリ決済に新たな動き!楽天ペイがSuicaと提携!開始は2020年春から キャッシュレスを日々追っているカワムーラです。 アプリ決済で新たな動きがありそうです。 楽天ペイ、Suica...

各コンビニポイントサービス対応状況

※ここでいうポイントサービス対応状況とは

支払いではなく、提示で貯まるということです。

ファミリーマートで提示すると貯まるポイント

2019年11月~

  • 楽天スーパーポイント(楽天ポイントカード提示)
  • dポイント
  • Tポイント(Tポイントカード)

2019年10月末までは従来とおりTポイントのみですが、11月からマルチポイントに対応します。

特に楽天スーパーポイントに関しては、楽天Payアプリ内に統合されているため、決済と合わせて提示するとポイントの2重取りが可能になります。

楽天カードを引き落とし先に設定すれば3重取りが可能になります。

楽天カード新規入会キャンペーン

ローソンで提示すると貯まるポイント

  • Pontaポイント(Pontaカード提示)

ローソンではポンタカード提示でポンタポイントが貯まります。

ポンタポイントと連携しているバーコード決済サービスはありませんので、ポイントの二重取りは難しいです。

ポンタポイントは国内株式と連動した疑似投資サービス「ポイント投資」を実施しています。

Tポイント投資「SBIネオモバイル証券」でついに開始。楽天・Ponta・dポイントと並べるか。 Tポイントを使って投資ができる「ネオモバ」が2019年4月10日からついに開始となる。 SBI証券とCCCマーケーティング...

セブンイレブンで提示すると貯まるポイント

  • なし

セブンイレブンで提示すると貯まるポイントはありません。

ただし、チャージしたnanacoで決済するとnanacoポイントが貯まります。

言い換えれば、ナナコを使わないと貯まらないということです。

提示して何も貯まらないのはセブンイレブン、お得感が強いのはファミマ

唯一、マルチポイントに対応しているのがファミリーマートです。

幅広く顧客間口を広げてユーザーニーズに応えようとする姿勢は非常に好感が持てます。

やはり、囲い込み戦略から脱却は素晴らしいですね。

一方、残念なのがセブンイレブン。

支払いをしないと何も貯まりません。

この辺りもバーコード決済手段の拡張とともに改善してほしいところです。

コンビニ各社のポイントサービスの思惑

ファミリーマート、ローソンのポイントサービスの思惑はいったいどういうところにポイントがあるのでしょうか。

ファミマ、楽天ポイント採用でマルチポイント導入決定

「1業種1ポイント」を貫いてきたファミリーマートグループがマルチポイント制を導入することが決定しました。

~略~

このたび、現在お買い物時にご利用いただける「Tポイント」に加え、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤和弘)が提供するポイントサービス「dポイント」及び、楽天ペイメント株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:中村晃一)が運営するポイントサービス「楽天ポイントカード」を導入することを決定いたしました。なお、導入時期は、2019年11月を予定しております。

~中略~

◆「楽天ポイントカード」

 「楽天ポイントカード」は、楽天ペイメントが運営する共通ポイントサービスです。対象店舗でのお会計の際に、「楽天ポイントカード」もしくは「楽天ポイントカードアプリ」を提示すると、200円(税込)につき「楽天スーパーポイント」が1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円として楽天グループ各種サービスで利用できるほか、「楽天ポイントカード」に加盟している街のガソリンスタンド、飲食店などでも利用できます。

出典:マルチポイント化で、ファミリーマートでのお買い物がもっと便利に! 「dポイント」「楽天スーパーポイント」も貯まる・使える ~決済機能付きスマホアプリ「ファミペイ」を軸に“デジタル戦略”を推進~

TポイントはCCCが運営する共通ポイントです。

共通ポイントの走りとして爆発的に普及、その後、Pontaポイント、楽天スーパーポイント、dポイント…と日本にポイント社会をもたらしました。

近年、Tポイント運営側の不祥事(裁判所の令状なしに捜査当局に個人情報を渡す)等もあったことで、共同出資のヤフー/ソフトバンクが出したPayPayのポイントに採用されなかったりと、続々とTポイント離れが進行しています。

「1業種1ポイント」という鉄の掟は、アプリ決済登場とともに徐々に崩れ始めています。

「1業種1ポイント」で「ポイントが貯まる」ことを売りにポイントサービスで顧客の囲い込みを行ってきたTポイントですが、多様なポイントサービスが台頭してきたことが仇となり、逆に求心力を失いつつあります。

特に楽天スーパーポイントの成長はすさまじく、楽天市場で得たポイントをリアル店舗で使えるようになる「O2O=オンライン to オフライン」を現実のものとしています。

そんな事情も受けて「Tポイントしか貯まらないなら、ほかの店に行こう」なんてことが起こってきています。

楽天側としては悲願のコンビニ参入

実は楽天スーパーポイントの導入は、ファミリーマートの前身、サークルKサンクス時代に行われていました。

楽天ポイントカードとして、サークルKサンクスに導入しました。

しかし、サークルKサンクスがファミリーマートと統合し、「ファミリーマート」としてスタートします。ファミリーマートはTポイントと提携していたことで、この統合により楽天スーパーポイントは事実上追い出される形になりました。

長らくTポイントの天下が続きましたが、Tポイントの求心力低下によって、再度ファミリーマートと提携したという流れになります。

やはり、コンビニ店舗数第2位のファミリーマートに参入できたことは、楽天側の悲願であったO2O(オンライン トゥー オフライン)を実現できたことは感慨深いです。

ファミリーマート「マルチポイント化」の思惑

もはやTポイントのみが貯まるということ自体が足かせになってきている企業はきっと多いはず。

そこで、より大きな顧客層を受け入れられるようにという思惑があって

  • 楽天スーパーポイント
  • dポイント

の導入を決めたのだと考えられます。

もはや「囲い込み」は古い考えなのかもしれませんね。

ユーザーアビリティの高いサービスこそが現代のキャッシュレス社会、ポイント大国ニッポンにおける生き残る手段なのかもしれません。

また、このマルチポイント制度ですが、2019年7月からはじまったファミマ独自のアプリ決済サービス「ファミペイ」でも、各種ポイントが貯まるような仕組み。

参考:ポイントや決済を通じて、“便利さ”を追求する“デジタル戦略”を推進! スマホ決済アプリ「ファミペイ(FamiPay)」2019年7月誕生!

当然、ほかのアプリ決済サービスを取り込むために、ファミペイを使用すると商品の代金を割り引く等の仕組みを作ることで利用を促したい考えです。

ファミペイで決済しても、自分の利用しているサービスのポイントが貯まるというのは非常に使い勝手がいいでしょう。

ユーザーニーズを十分に考えているため、すぐに普及するでしょう。

ローソンはローソンスマホレジ導入

ローソンは独自サービスとして、「ローソンスマホレジ」を導入しています。

ローソンスマホレジとは何ですか。

ローソンアプリを使用して、お客様ご自身のスマートフォンでローソン店内の商品をスキャンし、決済をすることで、これまでのようにレジに並ぶことなくお買い物ができるサービスです。

引用:https://www.lawson.co.jp/lab/app/art/1364064_8411.html

ローソンでは、一部店舗で、ローソンアプリを介したセルフレジサービスを展開しています。

これは、スマートフォンで読み込んだ商品バーコード情報から、スマホ内で決済を行える仕組みとなっています。当然、このアプリを介すことで割引があります。

決済方法は楽天ペイやLINE Pay等のアプリ決済サービスも選択できます。

この方法で、ローソンはコンビニの無人化を狙っているのかも知れません。

今後は無人店舗で有名になったAmazonのリアル店舗のようなサービスを将来的に始めるのでしょうか。

現在は一部店舗で導入されていますが、店舗は無人化はしておらず、通常通りレジで購入可能です。

このような取り組みを積極的に行うことで独自性を高めています。

ローソン
ローソン
開発元:Lawson, Inc.
posted withアプリーチ

 

セルフレジ導入は各コンビニも検討しているようです。

セブンイレブンは2019年中に全店でセルフレジを導入予定

ファミリーマートは2019年6月から東京、秋田、長崎にセルフレジを導入し、2020年2月末までに合計4270台導入予定

ローソンは2019年9月末までに全店でセルフレジを導入予定です。

やはり、昨今叫ばれている「コンビニ24時間営業の見直し」や「人手不足」に対してセルフレジを導入することで対応したい考えでしょう。

セブンイレブンはどこへ向かうのか

やはりセブンイレブンはセブンペイで失敗して、バーコード決済手段をようやく拡充した現在でもnanacoポイントで「囲い込み」を狙いたい考えのようです。

コンビニ各社はおろか、ほかの企業で見ても「1業種1ポイント」のルールは崩れてきており、マルチポイント化が進んでいくのは目に見えています。

それでも「nanaco」を貫き通す姿勢のセブンイレブン。

私の目には時代の流れに逆行しているようにしか見えません。

セブンイレブンはいったいどこへ向かうのでしょうか。

販売店舗No1の座が奪われるのも時間の問題なのかもしれません。

まとめ

コンビニ業界だけでなく、今後マルチポイントを導入していく企業はどんどん増えていくでしょう。

もはや「ポイントでの囲い込みによる顧客獲得競争」はアプリ決済サービスの普及により終わりを迎えつつあります。

時代の流れを読んだ企業だけが生き残れるのが「キャッシュレス大国ニッポン」だと思っています。

あなたもメインで貯めるポイントを今から吟味しておいた方が良いのではないでしょうか。

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